スマホ操作中の自転車と歩行者の事故での,過失割合はどうなりますか。

スマホ操作中は当然片手運転となります。その場合には,ハンドル・ブレーキ操作が困難あるいは,不可能となることから,歩行者に対する自転車の過失は大きなものとなります。さらに,仮に,夜間・無灯火ということになれば歩行者としては […]

交通事故で膝関節靱帯損傷となった場合に,後遺障害となることがあるのでしょうか。

膝関節靱帯損傷とは,膝関節を支える靱帯が損傷することです。 早期に適切な治療がされれば,後遺障害が生じることはありません。 しかし,膝関節靱帯は,複雑な構造をしていることから万全の治療をしたとしても完全には治らないことも […]

交通事故で,お互いに過失がある場合に,過失割合を当事者で合意することは有効ですか。 また,相手方にも過失があるのにも関わらず,その場の勢いで全額賠償をすると約束をしてしまった場合にはどうなりますか。

過失相殺をするかどうか,その過失割合をどうするかは,裁判官が決めます。 しかし,当事者間で過失割合を合意することは有効とされています。ただし,それで最終解決に至らず,訴訟となった場合には,過失割合に関する当事者の合意とは […]

歩道上での自転車と歩行者の交通事故における過失割合については,どのように考えるべきでしょうか。

歩道は,自転車の通行は原則として許されておりません。 極めて例外的に通行が許されております。しかし,その場合に自転車と歩行者の事故においても原則として歩行者の過失はゼロであり,歩行者に信義則違反がある場合に限り修正要素と […]

駐車場内における車両と歩行者の事故の過失割合は,どうなりますか。

駐車場は,車両のみならず乗降する人の往来があるところでもあります。 とりわけスーパー,商店街に付設されている駐車場あるいはサービスエリア等の駐車場は,歩行者にとり極めて危険な場所でもあります。したがって,駐車場内で通路を […]

入院付添費について,近親者が仕事を休業して付き添った場合に減収分全額を認められますか。認められるとしてどのくらいまでですか。

入院付添費については,一定の条件で認められます。 仕事を休業して付き添った場合に,その収入も一定考慮されますが,職業付添人の金額を上回ることはありません。 1 入院付添の必要性とは何でしょうか事故に遭って入院をした場合に […]

動揺関節とは何ですか。その場合の後遺障害はどうなりますか。

動揺関節とは外傷による器質的な損傷で異常な関節運動が生じている関節を言います。 後遺障害は,その程度に応じて,上肢では10,12級(相当),下肢では8,10,12級(相当)となります。 1 動揺関節とは何でしょうか安定性 […]

後遺障害として認定されても現実の労働能力喪失(減少)が争点となるものがありますか。

外貌醜状痕,嗅覚・味覚障害,腸骨の採取,脊柱変形,鎖骨変形,歯牙障害(欠損),脾臓喪失,腓骨偽関節,下肢短縮等があります。 これらは,後遺障害とされながら労働能力喪失がないか,その等級レベルまで至らないとして逸失利益が争 […]

事業所得者の休業損害は,どのように計算されるのでしょうか。また,問題となるのは,どのような点でしょうか。

1 そもそも事業所得者とは何でしょうか。事業所得者とは,法人化していないで,個人名で事業を行っている人です。個人事業主,自営とか自由業者も同じことです。 2 基礎収入・計算方法はどうでしょうか。原則としては,事故前年の確 […]

女児等の年少女子の死亡逸失利益については,どのような問題がありますか。また,現在の裁判実務はどのようになっていますか。

女児等の年少女子の死亡については逸失利益での基礎収入における男女格差をどう考えるのか及び生活費控除率が長い間裁判例や学説でも問題となっていました。最近の裁判の傾向では男女格差をなくす努力がされています。 1 そもそも死亡 […]

交通事故による死亡慰謝料で「一家の支柱」とは何ですか。また,その場合の金額はどうなっていますか。

交通事故における死亡慰謝料は,訴訟基準としておおむね3段階となっています。その中でも「一家の支柱」に対する金額が相対的には最も高いものとなっています。 1 死亡慰謝料における一家の支柱の金額は,どうなっていますか。 民事 […]

骨盤骨変形は,どのようして起こるのですか。その場合には後遺障害はどうなりますか。逸失利益は認められますか。

骨盤(骨)変形になった場合に,後遺障害12級5号が認定される可能性があります。しかし,変形の理由によっては,労働能力喪失が否定されることがあります。 1 骨盤骨折とはどういうものですか。 骨盤骨は頑丈で折れにくいものです […]

大腿骨の人工骨頭置換術と,それを行った場合の後遺障害等級はどのようになりますか。

人工骨頭置換術術後の股関節の主要運動の可動域が健側の1/2以下に制限された場合には,「関節の用を廃したもの」(8級)に,そうでなければ「著しい機能障害」(10級)となります。なお,最近の技術の進歩から考えると,可動域制限 […]

鎖骨骨折の場合に,後遺障害(後遺症)となる可能性はありますか。またなるとして,等級や賠償はどうなりますか。

鎖骨骨折後の後遺障害(後遺症)は「鎖骨に著しい変形を残すもの」として後遺障害12級5号となる可能性があります。しかし「著しい変形」とは裸体になったときに変形が明らかに分かる程度に限定されます。そこで,レントゲン写真ではじ […]

交通事故によって介護が必要となったところ,死亡してしまった場合に介護費用はどうなるのでしょうか。

過去には議論がありました。しかし,既に最高裁判決による決着がついています。結論から言えば,切断によって死亡後の介護費用は請求できません。但し,死亡までの既に生じている介護費用は請求できます。この点は,逸失利益について切断 […]

交通事故と無関係な出来事で死亡した場合に,後遺障害による損害である逸失利益はどうなりますか。最高裁判決はどうなっていますか。

事故とは無関係な出来事で死亡したとしても,その遺族は被害者が得られたであろう後遺障害逸失利益をそのまま相続することができます。なお,この点については,かつて議論がありましたが,一応の決着が付いています。 1 切断説と継続 […]

交通事故で言う物件事故報告書とは何ですか。また,役に立ちますか。

警察における物件事故扱いとなった場合に作成される事故概要を説明する書類です。過失割合に争いがあるならば,それを証明する手段として過信は禁物です。 1 物件事故とは,そもそも何でしょうか。 物件事故とは,人身事故に対する言 […]

刑事記録を交通事故に関連して必要な場合において,入手する方法はどのようなものがありますか。

交通事故の賠償請求に関して,過失割合が問題となります。 その場合に,重要であり決め手となるものが刑事記録です。刑事記録の入手の方法には,刑事事件の処理段階・結果に応じて様々な方法があります。特に,不起訴記録の場合には被疑 […]

入院に家族(近親者)が付き添った場合に,その費用は出ますか。もし,仕事を休んで付き添ったならば,休業損害を賠償してもらえるのでしょうか。

入院付添費については,一定の条件で認められます。近親者つまり家族が,その仕事を休業して付き添った場合に,その収入も一定考慮されますが,職業付添人の金額を上回ることはありません。 1 入院付添の必要性とはどのようなものです […]

事故による受傷で症状固定前に解雇あるいは退職した場合に,休業損害は賠償してもらえるのでしょうか。

症状固定前の解雇,退職があるのは,よくある話です。その場合に休業損害が症状固定日まで認められるかどうか,実際には重要です。この点について,交渉では認めさせることは困難なことが多いようです。 訴訟実務では,事故との間に相当 […]

交通事故による死亡慰謝料の一般的な基準はどのようになっていますか。また,その基準を超えるような金額を認めた裁判例はありますか。

裁判例で,いわゆる赤い本の基準に従った慰謝料額となることがほとんどです。その基準については,1をお読み下さい。しかし,時として基準を超える死亡慰謝料が認められることがあります。 一般的には,以下の様な場合には増額事由とさ […]

駐車場内の交通事故における過失割合は,どのように考えるべきですか。

駐車場は,駐車を主たる目的としている場所という特殊性から,走行している四輪車に対して,前方注視義務や徐行義務がより高度に要求されます。駐車場内の交通事故は,四輪車同士と四輪車と歩行者の場合に分けることができます。そして四 […]

主婦などの家事従事者の休業損害は認められますか。

主婦は,家事従事者です。家事従事者とは,家族のために主婦的な労務に従事する人を言います。 なお,性別は問いません。ですから主夫,つまり男性の家事従事者もありです。また,家事従事者というのは,妻や夫に限りません。父親の介護 […]

骨盤骨折による後遺障害(後遺症)はどうなりますか。すべて重症で後遺障害が残るものなのでしょうか。

骨盤は,骨盤輪という輪っかがメインです。ちょっとやそっとでは,壊れません。しかし,輪っかが切れると困ります。輪っかが切れるとは,骨盤の破綻ということになります。さらに,その輪っかが,二カ所以上で壊れると,重症になります。 […]

上下肢に可動域制限が残った場合の後遺障害はどうなりますか。

手足(上下肢)に関して,可動域制限つまり動かない,動きが悪くなった場合には,その程度によって1級,5級,6級,8級,10級,12級となります。なお,併合となる場合は,それに応じた等級となります。 1 後遺障害等級の概要は […]

高次脳機能障害でいう記銘力・記憶力の検査方法にはどのようなものがありますか。

高次脳機能障害による記銘力あるいは記憶力の障害,つまり記憶障害は就労や日常生活に支障を与えるために,正しく検査がなされて,適正な賠償がなされるべきです。 その検査方法としては,次のようなものがあります。 RAVLT(レイ […]

高次脳機能障害と認知症とは違うのでしょうか。また,高次脳機能障害でいう症状にはどのようなものがありますか。

高次脳機能とは,運動機能,知覚機能という一次的機能によって得られた情報をより高度なものにしていく脳による神経機能です。 高次脳機能障害とは,その障害であり,具体的には,失語,失行,失認,健忘,注意障害,判断障害を指してい […]

高次脳機能障害をもたらす「びまん性軸索損傷」とは何ですか。また,事故との因果関係の証明として画像所見は必要ですか。

 交通事故による脳損傷には,脳挫傷,脳出血といった局在的脳損傷とは異なる「びまん性軸索損傷」による場合があります。 「びまん性軸索損傷」とは何かについては,後ほど御説明します。 「びまん性軸索損傷」の問題は,高次脳機能障 […]

高次脳機能障害とは何ですか。その場合の「介護」には特徴がありますか。

外傷性脳損傷による後遺障害で重要なものは,高次脳機能障害です。高次脳機能障害による介護は脊髄損傷や肢体不自由における介護とは状況・内容が異なっています。 1 高次脳機能障害とは  高次脳機能とは,学術的には,言語,行為, […]

むち打ち(頚椎捻挫)の後遺障害(後遺症)として12級,14級,非該当の分かれ道というのはあるのでしょうか。

なかなか,断定的には言えませんが,一般的には画像から神経圧迫が認められてそれに対応する神経学的異常所見があれば12級となり,そのような他覚的所見まではなくとも自覚症状が一貫しており通院状況から見て故意に誇張していないとい […]