相続が発生すると身内も預金が引き出せなくなるってホント??

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身内の預金も引き出せないワケは?

 預金者が亡くなられたことがわかると、銀行では預金の出し入れができないようにします。相続人が勝手に預金を引き出して、後日トラブルになるのを避けるためです。

◆どうして亡くなった事が分かるの?

 では、銀行はどうやって死亡の事実を知るのでしょうか?

 一般的には遺族が銀行名に申し出ない限りわからないのですが、地元の名士や企業経営者などのケースでは葬儀の情報、得意先経由の情報などで、割と早い段階で亡くなったことを知ります。

◆預金の引き出しはどうすればよい?

 既述のように、銀行が預金者の死亡事実を知ると、銀行が預金口座を凍結するため、引き出せなくなります。その後、遺産分割協議(相続人間の話し合い結果)や遺言などにより、相続人のうち誰が引き継ぐか決まり、署名・捺印済みの遺産分割協議書(ないし、遺言書)を掲示してはじめて引き出せることになります。遺産分割がスムーズにまとまっても、数ヶ月は見ておいた方がいいでしょう。

 必要となる書類もつぎのように多く、揃えるだけでひと苦労です。

口座凍結後、預金引き出しに必要な書類

  • 名義書換依頼書(銀行備付)
  • 除籍謄本(被相続人)
  • 戸籍謄本(相続人)
  • 預金通帳と印鑑証明書(相続人)
  • 遺産分割協議書
  • 相続人全員の印鑑証明書など

 

 ◆準備出来るならまとまった現金を!

 相続後は、葬儀費用や当面の生活のためまとまった資金が必要なものです。昔なら家族が代理で引き出したりできましたが、近頃は本人確認が厳しく引き出しもままなりません。不用心でも、普段から自宅にある程度預金をおく必要があるかもしれません。また家族名義の口座である程度の資金も準備しておきたいものです。

 現実には、亡くなったその日か翌日くらいならまだ銀行は亡くなった事実を知らないことが多く、預金の引き出しができます。そこで、相続人の代表となる方が、親御さんの口座からまとまった資金を引き出して、その代表者の口座に送金しておき、葬儀費用などにいつでも使えるような準備をするのが常です。

◆相続向け”預金信託”まで登場

 最近、葬儀後にすぐに引き出せる”預金信託”商品まで発売されました。あらかじめ信託銀行に預金を預け入れ受取人をしてしておけば、元本保証で運用され、相続時に死亡診断書などだけですぐに預金を引き出せるというものです。

 遺族が葬儀代や当面の生活資金をすぐに手にできるのがウリですが、預ける際に手数料が3万円もかかります。預金金利に比べるとコストが高すぎるという印象も否めません。

 預金凍結されても大丈夫なよう、生活資金の相続対策も大事ですね!

 

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