遺産額が少なくても相続では意外に揉めます!

254 read.
争い

相続のお話をしていると、「ウチは揉めるほど財産ありませんから」とおっしゃる方が良くいらっしゃいます。
ご謙遜からおっしゃられる方も多いと思いますが、実は、そもそも財産がすくなければ相続で揉めないということはありません。


これまで様々な相続に関わってきた中で感じることは、相続でもめる根本の原因は金額ではないということです。

表面上は金額の問題に見えるかもしれませんが、これまでの兄弟間の様々な出来事や様々な感情・思いが吹き出し、それらが最終的に相続する金額で争うことになります。

ですから、遺産の全体の金額が少なくても、自分よりも相手が多く相続するのは納得できないということになってしまいます。
これは、場合によっては身内だからこそ許せないということもあります。
人間の気持ちは本当に厄介なものです。

裁判所の発表している司法統計によれば、全国の家庭裁判所に申し立てられた遺産分割事件のうち平成24年に認容・調停成立した件数は次のようになっています。

 総数  8791件
 遺産額 1000万円以下  2849件 (32.4%)
       5000万円以下  3807件 (43.3%)
       1億円以下     1003件 (11.5%)
       5億円以下       556件 (6.3%)
       5億円超        47件 (0.5%)
       金額不明      529件 (6%)

1000万円以下でも2849件もあります。


遺産分割協議で特に揉めやすいのが、2人目の親が亡くなった時です。

両親のうちどちらかが生きている場合には、その親を立てて、遺産分割の内容は親の意見を尊重します。
しかし、両親が共になくなってしまった場合には、子供同士の感情のぶつかり合いになり、幼少のころからの恨みつらみが吹き出し、話し合いがまとまらなくなってしまうことがあります。

実際に私の前でケンカが始まってしまったこともありました。
 
お子様同士の争いを避けるために、ご夫婦のうちどちらかが亡くなった時には、遺言書の作成を是非お考えください。

 

酒井 司法書士・行政書士 事務所

Linke公式Facebookページに是非「いいね」をお願いします!
「いいね!」を押すと、Facebookのニュースフィード上で士業士たちの最新記事を受け取れます。