ホステスは労働者なのか

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 ホステス・ホストは労働者か、委託か。

判断基準は、使用従属性にある。

・仕事の依頼、業務の指示に対する許諾の自由の有無
・業務の内容、遂行方法に対する指揮命令の有無
・勤務場所、時間についての指定、管理の有無

例えば、業務指示に対する諾否の自由がなく、

業務遂行上の指揮監督を受け、場所・時間について拘束を受け、

代替性の高い労務提供であり、報酬が、純売上高と

連動しているけれども一定程度の固定額が

保障されている場合、労働者と判断される。


普通は、上記の通りだから、ほとんどのホステス・ホストは、

労働者にあたり、労働基準法の適用下にある。

 

ホステスさんと経営者は、25年11月にこんな契約をした。


出勤は、月曜から金曜、午後9時から午前1時

報酬は、ホステスさんが売り上げた額の60%

契約期間は原則1年

場所は、銀座のクラブ


ところが、翌年2月に、店の方針と合わないことを理由に解雇

された。


ホステスさんは、契約満了までに受け取れたはずの報酬として

1200万を求める訴えを提起した。


裁判所は、ホステスさんは、原則、出退勤が自由であり、報酬額も

自分のお客の支払額に対する歩合で決まっていたことなどから、業

務委託契約と判断し、未払い賃金についてはなしとした。


次に、解除の正当性が問題になる。

店側は、女性が店のイベントに非協力的だったうえ、他のホステス客

を奪うなどしたため、ホステスらの不満が増し店の雰囲気が悪くなっ

た、女性に非があり、解除はやむを得ないと主張したが、裁判所は、

裏付ける証拠がないとして、これを却下。

女性の、損害を払うべきとした。



女性の月額平均所得は、131万。

女性は、解除後、他のクラブで働き、期間が満了する26年11月まで

に900万を得ていたことから、契約が続いていれば受け取ることがで

きた金額から900万を差し引き、損害を198万と算定した。



それにしても、実稼働日数と時間からみると、

かなり稼ぐ女性だと思うが、銀座では普通なのかねえ。


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