『国家権力と表現の自由』

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さて、こんな控訴審の判決があった。

上告は棄却されている。


細かい話は捨象するが、福岡県警が、防犯協議会を構成するコンビニ各社に対し、、暴力団を美化・擁護するような書籍・雑誌などの撤去を要請し、撤去された。


これに対し、コミックの原作者が、国家賠償法により、損害賠償を請求した。

原作者は、要請は行政指導であり、撤去は自主的なものでなく、事実上の強制あるから、表現の自由を侵害する、そして適正な手続きも経ていない、と主張した。


これに対し、控訴審は、コンビニ各社が県警から要請されたのを機に撤去したのは、社会的責任を果たすべく撤去したもので、要請は、自主的判断を促したものにすぎないから、表現活動を侵害したものではない。


県警は、優越的地位を利用しようとか、撤去しないコンビニに対し、不利益を加えようとかすることを、予定したことはうかがわれない。


したがって、違法ではない。


当該コミックは、暴力団の会長を礼賛する内容であって、青少年にとっては有害図書だと思うが、表現の自由と言う根源的な問題を考えるとき、手続的保障はとる必要があると思うけどな。

権力の独り歩きが、一番怖いからな。

もっとも暴力団は壊滅すべきだが、これと話は違うからね。



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