死者の秘密保護

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さて、川島なお美さんの死亡経緯などについて、セカンドオピニ

オンであった近藤誠医師が、治療経過や相談内容を公表した

ことが問題になった。


医師には守秘義務が課せられており、刑法で罰則規定がある。


業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたとき

は、6月以下の懲役または10万円以下の罰金に処すると定め

られている。


人の秘密のなかに死者の秘密が含まれるかだな。



刑法の名誉棄損にこんな規定があった。

死者の名誉を毀損した者については、虚偽の事実を摘示することに

よってした場合でなければ、罰しないとされている。


虚偽の事実という要件がついている。

真実であればオーケーだね。


これを考えると、刑事罰は免れそうだね。


それに、刑法の解釈は、罪刑法定主義といって、言葉を拡張して

解釈することは禁じられている。


そうすると、倫理の問題だね。


倫理としては、話すべきでないというのが主流のご意見のようだ。


話すにしても、言葉を選んだり、遺族に配慮する必要はもちろん

あるし、週刊誌の好奇心につられて、存命ならば話せないことを

興味本位に話されては困るね。



今回、近藤先生も、死者や遺族のことも踏まえて話されたのでは

ないかと思う。


個人的には、尊敬している先生なのでね。

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