外国人観光客の流れが変わる!日本観光の目的は「モノからコト」へのシフト

446 read.
9352b2e2

外国人観光客、家電のアキバより高級品の銀座へ

6月30日に営業を終了した松坂屋銀座店。
3カ月におよぶ閉店セールの期間中、買い物客でごった返した店内では、外国人観光客の姿も目立った。
「数十万円のハンドバッグや宝飾品を大量に購入していた」(大丸松坂屋百貨店)という。
仏「ルイ・ヴィトン」など外国人に人気の高級ブランド店が集まる松屋銀座本店。
免税の対象となる商品の売上高は4月が前年同月に比べ21%増、5月は71%増、6月は66%増だった。
「平均客単価は約10万円で3年前に比べると3万円ほど増えている」(松屋)という。
円高修正によって、羽振りのいい外国人観光客の姿が銀座で目立つ。
これまでの中国人一辺倒ではなく、タイ人など東南アジアからの観光客も高級ブランドをまとめ買いしている。

中国人観光客が減少傾向にあるなか、4月の訪日外国人客数は過去最高、5月も過去3番目の高水準となった。
日本百貨店協会の推計によると、外国人客が百貨店で買い物をした総額は4月、初めて100億円の大台に乗ったもようだ。
絶好調にみえる外国人消費だが、商品によっては明暗が分かれる。
「ピークに比べて4割も出荷額が落ちた」。
高級炊飯器のメーカー担当者はこぼす。
高級炊飯器は、腕時計デジタルカメラと並び、外国人客のなかでも購買力の高い中国人客の土産の「3種の神器」ともよばれた。
中国人客が買う炊飯器の平均単価は4万~5万円程度と日本人客の2倍超にのぼる。
販売が振るわない理由は中国人客が減っただけではない。
ラオックス本店(東京・千代田)の斉藤良二店長は「ベトナム人観光客が増えて、炊飯器を購入している」と話す。
それでも需要が減るのは消費の構造変化が原因だ。
東洋大学の島川崇准教授は「現地の生活水準が高まり、日本に来る目的も買い物から多様化している」とみる。
島川准教授は今後、「格安航空会社(LCC)の普及も影響する」とみている。
LCCは機内持ち込み荷物の制限が厳しい。
大きな荷物を預けたりすれば別料金がかかる。
日本への観光客が富裕層から一般層に広がれば、LCC利用客が増える。
すると、炊飯器のような、かさばる商品のまとめ買いにブレーキがかかるという。
予兆は今の中国人観光客の消費動向にも現れている。
中国人観光客のうち減っているのは団体客で個人客は堅調。
個人旅行客は富裕層が多く、1~3月の中国人観光客の1人あたりの平均支出額は約19万6000円と昨年の平均より3万円程度増えた。
個人旅行客は団体客に比べて富裕層が多いだけでなく「リピーターも多い。家電製品より、高級ブランド、飲食、サービスに支出を振り向ける傾向が強い」(中国観光関係者)という。
7月から東南アジアの観光客にも査証(ビザ)の発給条件が緩和され、今後は東南アジアからの観光客も個人旅行のリピーターが大幅に増えそうだ。

A・T・カーニーの梅沢高明パートナーは「外国人客の日本観光の目的は今後、モノからコトへのシフトが一段と進む。
リピーターを満足させるには、日本での体験の満足度を引き上げられるかが重要」と指摘する。
実際、外国人向けに体験サービスを導入する商業施設も出てきた。
高島屋東京店は7月から浴衣の着付けサービスを始めた。
1組4人までで1050円。
甘味処で軽食まで付く。
帝国ホテル東京など周辺の高級ホテルのコンシェルジュから紹介を受けた外国人客にだけ提供するサービスだ。
アキバ(家電製品)から銀座(高級ブランド)に流れ始めた外国人観光客
政府の目標通り、30年までに3000万人に増えたとき、外国人観光客が行きたい人気スポットはまた変わっているかもしれない。

日経電子版より抜粋

 

非常に面白い記事だったと思いましたが皆さんはどうだったでしょうか。

ポイントはいくつかあって、ひとつは外国人観光客の流れが家電量販店の秋葉原から高級ブランド品の銀座に変わっているということ。
二つ目に持ち込み制限の多いLLCの普及により大型家電は伸び悩むのではないかということ。
三つ目に富裕層観光客はブランド品以外にも日本ならではの体験を重視していること。
特に体験を重視している外国人観光客に対して高島屋が浴衣の着付けサービスをしている、しかも1組4人までで1050円という破格の安さで軽食つきには驚きです。
高島屋HPを見ましたがそんなことはひとつも書いていません。(帝国ホテルのHPにも書いてない)
高級ホテルのコンシェルジュから紹介を受けた外国人客にだけ提供するサービス、とのことで、日本人にはちょっと羨ましい外国人向けの裏サービスのようです。
通常、帝国ホテル内にも着付けをしてくれるところはありますから、何も高島屋までいく必要はないのです。
しかし、そこは富裕層外国人を取り入れるために破格のサービスを高島屋が提供しているのでしょう。
高島屋まできた富裕層は当然、高級品もお土産に買いますからね。
着付けサービスなんて安いものです。
今、銀座と言えば有楽町駅前にもビッグカメラなどの大型家電量販店がありますからね。
何も家電を買うのに秋葉原までいく必要はないのかもしれません。
閉店した松坂屋銀座の跡地には、銀座で最大級の複合施設ができる予定ですし、銀座はますます外国人観光客が増えることでしょう。

我がすばる会計事務所のある台東区も外国人観光客に人気の浅草がありますね。
浅草はスカイツリー人気もあって、新しいホテルが出来たりしています。
浅草でもぜひ外国人観光客向けの浅草でしか味わえない体験ツアーが出てくることを期待します。

Linke公式Facebookページに是非「いいね」をお願いします!
「いいね!」を押すと、Facebookのニュースフィード上で士業士たちの最新記事を受け取れます。