~損金になる生命保険は本当に節税になるのか!? ③~ 

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「生命保険戦略考~会社を守る。社長を守る。家族を守る。vol.5」

~損金になる生命保険は本当に節税になるのか!? ③~ 

 

Linke運営事務局です。

 

前回このテーマについて、検証いたしましたが、引き続き考えてみたいと思います。

法人で損金性かつ解約返戻金のある生命保険を契約しても、
解約時に益が上がるため、トータルの現金収支という意味合いにおいては、
大きな節税にはなりません。

保険解約時に別の損金(例えば役員退職金支払い)をあてて益を相殺する
という話は、保険そのものの効果ではなく、別の話です。
確かにその時点では相殺されることとなりますが、その時に相殺されたことにより
本来当該年度で損金計上することができたものが吸収されてしまい、
退職金支払いによる税額軽減効果はなくなってしまいますね。
解約益が生じなければ、その年度は退職金支払いにより節税効果がもっと
大きかったはずです。ということを考えれば、入り口から出口までの
トータルでは大きな節税効果はありません(前回の振り返りです)

ということを考えると、生命保険の活用というのは
実際は「利益の繰り延べ」になるということになります。
すなわち、保険としての保障を損金(経費)にしながら、
本来の課税時期を遅らせることができたということになります。

しかしながら、「利益の繰り延べ」というのはあまり意味のない
ことなのでしょうか。

いえいえ、私はそうは思いません。
この「利益の繰り延べ」ということにこそ、非常に大きな意味が
あると考えています。

トータル(入口~出口まで)で考えれば、大きな節税効果は
ありませんが、赤字を出すことが許されない状況、あるいは少しでも
赤字を圧縮しなければならない状況の時に、簿外にストックしておいた
含み資産で雑収入(解約益)を出すことができる、つまり当該年度の
損益をコントロールすることが可能になるわけです。
このことは実は非常に大きいと思います。

なお、少々別の言い回しで考えてみると、
現金というのもは貯蓄(貯金)してとっておくことができますが、
通常なら利益というのは貯蓄(貯金)してとっておくことはできない
ものなのです。
それを、生命保険という形で簿外含み資産としておくことにより、
「利益の貯蓄(貯金)」として取っておくことができるようになると
いうことです。

また、今後は所得税や相続税はますます増税傾向となり
個人税強化の時代なわけです。一方で法人税率は低下傾向
にありますね。

このことから、

「法人の決算対策で損金性の生命保険などに
入っても、昔ほどインパクトはないよね」

という意見をおっしゃる方々がいます。

はたして本当にそうでしょうか?

法人税がますます下がって行くことがわかっているなら、
繰り延べておいて、ただ単に解約時期(益出し)を遅らせるだけ
でも一定効果は見込めるのではないでしょうか。

なお、今回の話とは直接関係ありませんが、
個人税強化の時代ということを考えてみても今後は社長個人で
役員給与を多くとり大きく課税されるよりも、
キャッシュを税率の低い法人にストックした方がのちのち
得になりますよ。その観点からも生命保険はとても有効策となります。

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