うちの子が学校でいじめられて不登校になってしまいました。

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長男は地元の公立小の5年生です。

4年生までは元気に学校に通っていたのですが、5年になってから元気がなくなり心配していたところ、先日おでこに怪我をして帰ってきました。

本人に話をきいたところ、「クラスの子にいじめられている」と打ち明けてくれました。それから不登校になっています。

どうしたらいいでしょうか?

 

  

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まず、一番にすべきは

【「子どもがどうしたいか」を確認する】

ことです。

 

①「今の学校に通い続けたい」場合

「今の学校に通い続けたい」という場合には、第1選択として、今の学校に安心して通える環境を作るために、担任や学年主任、校長、副校長などと話をしましょう。

裁判例では学校に安全配慮動静把握防止措置等の義務を認めており、

「いじめ防止対策推進法」でもいじめ阻止に必要な措置が学校に求められています(同法23条等)。

できる限り具体的な方策を講じてもらいましょう(例えば、加害児童の別室指導、席順やクラス替えの配慮、保健室登校、授業サポーターの導入など)。

また、学校でのいじめの状況については、電話や定期面談などで継続的に伝えてもらいます(学校の実態調査義務、報告義務)。

学校の「学校事故報告書」を見せてもらい、任意に開示されない場合は個人情報保護条例に基づく開示請求をする方法もあります。

仮に学校や教育委員会の対応が悪い場合には、弁護士が交渉をすることもできます

 

 

②「転校したい」場合

次に、いじめがひどく、子が「転校したい」という場合には、教育委員会に学校指定の変更をしてもらい、学区外、区域外の学校に転校することができます(学校教育法施行令8条、文初小第78号平成9年1月27日付通知)。

また、子が「休みたい」と訴える場合には、休ませることも必要です。

登校は子どもの権利であって義務ではありません(憲法26条1項)。

保護者に対する出席督促があった場合には、いじめから守るという「正当な事由がある」(学校教育法施行令第20条)ことを伝えましょう。

 

もし、学校以外の適応指導教室や民間のフリースクールへ通うことができるなら、それも一つの選択肢です。公的な出席扱い、通学定期の使用が認められる場合もあります。

高校大学の入学資格を得られる試験もありますし、フリースクールや家庭学習を義務教育として認めようとする法案もまさに現在検討されています

多様な学びの形があることを、親も子も知ることが大事です。

 

 

 

そして、

【いじめによる損害を回復し、責任を明らかにしたいという場合】

には、

加害者子に責任能力ない場合は親学校公立は区市町村を相手に損害賠償請求の裁判を起こすことも考えられます

しかし、裁判は時間がかかり、主張立証のため子に負担を課すマイナス面もあります

まずは民事調停での解決を試みることもよいでしょう。

 

なお、学校管理下で怪我をした場合には、行政上の救済として、

日本スポーツ振興センターの災害共済給付が受けられます

学校の責任の有無に関わらず医療費、障害見舞金などの給付が受けられますので、学校に手続きを進めてくれるように依頼しましょう。

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